ELEC出前研修報告書
6.静岡県立浜松湖東高等学校
ELEC出前研修
‐実際の授業を踏まえた研修や指導助言、専門家が継続的に学校を訪問‐
ELECでは2015年度より英語科教員の指導技術向上のために、求められる知識や技術を提供する 「ELEC出前研修」(授業改善のための専門家派遣事業)を実施しています。英語教育の専門家(大学教授や教員研修指導経験者)が継続的に学校を訪問し、先生方の疑問・課題と実際の授業内容を踏まえた指導助言や研修を行っています。
静岡県立浜松湖東高等学校では、●アクティブ・ラーニングの手法●英語嫌いな生徒に対する指導法をテーマに出前研修を実施している。以下に学校からの報告書を掲載する。
第1回目 2017年8月7日(月)
(1)研修内容
- ビデオによる授業研究
- インタラクションを授業の中にどう盛り込んでいくか、学習者の思考がアクティブになるにはどうすれば良いか、討議する。
帯活動として実施している内容に関して、教科書本文との結びつきが弱い点を指摘していただいたので、教員の負担を軽減しつつ、生徒が積極的に関わっていけるような語彙指導についても示唆をいただいた。
- インタラクションを授業の中にどう盛り込んでいくか、学習者の思考がアクティブになるにはどうすれば良いか、討議する。
(2)感想
- 生徒が教材に出会った時の新鮮な驚きを、どう深めさせて、思考に結びつけていくべきなのか、考えさせられました。
- 新学習指導要領で「アクティブ・ラーニング」という言葉が削除されたとはいえ、学習者の「主体的な思考」を要求されていることから、授業者により様々な解釈が可能なアクティブ・ラーニングという言葉よりも、求める内容を重視した変更なのだろうと思いました。
- 学習者が積極的に授業に関わるという中で、生徒に担当させて教師役をやらせてみるという、「学び合い」ともまた違う、面白い提案をいただいたと思います。
- 教師が何もかも教えるのではなく、学習者に発見させる、気づきを与えることについて、改めて思いを馳せました。