こんにちは!ELEC録音スタジオです。いよいよ春らしい季節がやってきましたね。スタジオ周辺の桜もきれいに咲いてきました。さて今回は録音時に使用する録音台本についてお伝えします。基本的には文字が書かれていれば良いのですが、ちょっとした工夫で効率よく録音を進めることができます。それでは早速見ていきましょう!
・台本サイズについて
台本のサイズについてはA4以上でご用意いただければ基本的にOKです。ただしA3の場合は注意が必要です。ナレーターはマイクに向き合うために、斜めになっている台本置きを使用します。その際、A3縦置きは台本上側が垂れてしまいます。横向きの場合はA3もOKとお考えいただくのが良いかと思います。
・色による配役指示について
複数人で収録を行う際には色分けをして配役のご指示をいただくケースが多いです。ただし、ここに非常に重要なポイントがあります。以下の例をご覧ください。

いかがでしょうか?丁寧に配色された台本に見えます。しかし、文字自体の色を変更すると、文字が明るすぎて見えづらくなってしまいます。(場合によっては台本を白黒で再度印刷してから録音開始となってしまうことも…) 文字には黒を使うのがおすすめです。そして色分けには明るすぎない色を使用することでナレーターはストレスなく読むことができます。また、声色を変えての収録の場合、登場人物の設定(年齢など)を記載いただけるとナレーターはイメージがしやすいです。これらを踏まえて、以下ご参考ください。

なお、以下のように手書きでパートをお知らせいただいても全く問題ございません。

・ページ番号
収録は基本的に最初のページから順番に進行していきますが、「ちょっと前のページに戻って録り直しをしましょう」といったケースがあります。その際には、ページ番号が記載された台本が役に立ちます。ページ番号が記載されていない場合、「えーっと、Chapter 2の5枚目の…」のように該当ページを見つけるのに時間がかかってしまいます。時には収録を進めていく中で、台本の順番が入れ替わってしまっている場合もございます。ページ番号があると安心して収録を進めることができます。
いかがでしょうか。ちょっとしたことを気に留めていただくことで、収録をスムーズに進行することができます。ただ、録音台本を準備する時間がない場合もあるかと思います。収録はゲラや見本を使用して行うケースもありますのでご安心ください。スタッフ一同、効率よく収録を進行してまいります!