先日、2024年度「第10回ELEC英語教育賞」授与式・特別講演を、無事に終えることができました。受賞校の皆さま、誠におめでとうございます。そして、これからのさらなる発展を心より楽しみにしております。
さて、「ELEC英語教育賞」は今回で10回目を迎えましたが、その以前には「ELEC賞」という名称での表彰が行われていました。この「ELEC賞」は、英語教育の質的向上や、英語指導の実践に役立つ研究と実践を奨励することを目的としていました。その歴史を遡ると、1966年に第1回が開催されています。(ELEC設立10周年の頃との記録がありました)
第1回受賞は、茨城県水海道市(現:常総市)立水海道中学校代表である中山満寿男先生による「Oral Approach の実践記録」でした。この実践記録と第1回ELEC賞授与式の様子は現在、無料公開されている「英語展望」にてご覧いただけます。(以下のリンクからアクセス可能です)
ELEC BULLETIN No. 20 March 1967
いかがでしょうか?受賞となった当時の水海道中学校は生徒数800人に対して英語教員は3.5人との環境は驚きです。一方、記録の中に記されているように、特定の技能だけではなく4技能を伸ばすといった考え方は現在の英語教育にも通ずるのではないでしょうか。
ELECとしても、今回の授与式をこれからの英語教育につなげていけるよう活動していきたいと思います。
(英語教育研究所)