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Jennifer JenkinsとLingua Franca

英語を勉強していると、よく「アメリカ英語が正しい」とか「イギリス英語がカッコいい」とか思っている人が多いと思ったことありませんか?でも、実は英語って世界中のいろんな人が、いろんな形で使っていますよね?そこで今回、言及したいのがJennifer Jenkinsという言語学者。彼女は「英語はネイティブだけのものじゃない!」っていう考え方で、英語教育の常識をひっくり返してしまったような人です。今回は、その彼女のなるほどと思えるようなアイデアについて話してみます!

まず、Jenkinsが言うには、英語は世界中のノンネイティブでもコミュニケーションツールとして使っているっていうことです。例えば、日本人とロシア人が英語で話す時、そこに「正しいアメリカ英語」は関係ないですよね。お互いに通じるなら、それでOK!っていうことなのです。だから、「英語を学ぶならネイティブみたいに話せないとダメ」という考え方から自由になろうって提案しているのです。

それから、Jenkinsが提案した「リンガ・フランカ・コア」という考え方。これ、要するに「発音全部完璧にする必要ないよ」というものです。もちろん、まったく適当でいいわけではないですが、相手に伝わればOK。ネイティブみたいな発音を目指す必要なんてないのです。大事なのは「ちゃんと通じる発音」だけなのです。

これって、英語を学んでいる人にとってはすごく気が楽になる考え方だと思いませんか?日本の英語教育って、アメリカ英語とかイギリス英語をベースにして、それに合わせるのが「正しい英語」って感じでしたよね。でも、Jenkinsは「ネイティブの英語は一部の人たちの英語でしかない」と言うのです。

さらに彼女は、「ネイティブ・スピーカリズム」という、ネイティブの英語が一番偉いっていう考え方にも反対しています。英語を教える時、ネイティブスピーカーが有利っていう風潮がありますよね?でもJenkinsは、英語を使うのはネイティブだけじゃなくて、世界中の色々な国の人たちなのだから、ネイティブじゃない人の英語も同じくらい価値があると言っているのです。

Jennkinsの考え方は、英語はネイティブだけのものじゃなくて、世界中の人が使っている共通語。英語を学ぶ私たちに「もっと気楽に、もっと自由に英語を使おうよ!」って教えてくれているようにも思えました。だから、完璧に話せなくても、通じればOKなのです。